JLAについて

ご挨拶

年号も平成から令和へと変わり、時代の変化とともに本協会もNPO法人から公益財団法人へと法人格が生まれ変わりました。2019年4月1日、公益法人の認定を内閣府よりいただき正式に公益財団法人としてスタートいたしましたこと改めてみなさまにご報告申し上げます。
2001年より法人格を取得し「人と社会に変革をもたらす」法人として「教育」「救命」「スポーツ」「環境」「福祉」といった領域における生命尊厳の輪を普及していく社会貢献活動を行うため、全国のライフセーバーの活動をサポートし、かつ全国のクラブをまとめることを中心に各種事業を展開してきましたが、今後は地域と本部の役割を分担し、これまでと同様に全国のライフセーバーの活動をサポートしたり全国のクラブをまとめていくことは都道府県協会に担っていただき、広く社会にこの活動の意義や水辺の安全教育の重要性を訴えかけていくことを本協会の使命とし様々な事業展開を進めてまいる所存でございます。1991年に組織化された日本ライフセービング協会として、NPO法人の時代に広く伝わった活動の社会的意義をしっかりと継承しつつ、新たな役割を明確に見出しより公益性の高い活動を進めてまいります。
そこで改めて公益法人としての役割を精査した上で、本協会にふさわしいビジョンやミッションを再考致しました。さらにはこのビジョンやミッションを実現するために必要な戦略として8つのストラテジーを掲げることと致しました。この8つのストラテジーは、2015年に発表した「JLAグランドデザイン2061」に沿った内容で考えられておりますし、中長期計画についてはこれまで同様にグランドデザインを元に実行してまいります。
事業の具体的な展開については、近年主に教育、救命、スポーツと3つの活動を中心に実施してまりましたが、これについては今後も継続していくこととなります。その中で特に重要視するべきものが「教育」であることを宣言いたします。水辺の事故ゼロを実現するために一番必要なことは、水辺の安全教育をしっかりと普及させていくことが明確であるからです。つまりこの教育にこそ本協会の担う役割があり根幹にあるべき使命であります。
水の特性を知り、さらに水辺(海、河川、湖沼、プール、池、水路ほか)にはどのような危険があるのかを十分理解し、泳ぎの基本を学ぶことと同時に、その危険に自ら対処する方法「Swim&Survive」(スイム&サバイブ)を体得していれば、いろいろな活動体験を通じて安心して多くの学びや感動を得ることができます。事故防止の基本的な考え方として、特に自然環境下の活動では、時間的・空間的に変化する危険な場所を理解し、その対応を考えることができる能力が求められます。
日本ライフセービング協会は、水辺における様々な活動において危険な状況にならないように「楽しみながら安全を考えて行動できる能力」を身につけるための教育を進めています。

日本ライフセービング協会 理事長
入谷 拓哉
Takuya Iritani

2006年競技力強化委員、
RESCUE2010/2012/2014では日本代表監督。2012年副理事長 /ライフセービングスポーツ推進本部長を経て、2014年より理事長。一般社団法人病院前救護統括体制認定機構 理事など。