【ゴンズイ】

背びれと胸びれに毒があります。
この魚は死んだあと、胸びれ背びれにある毒針が立った状態になってしまうので、どう転がっても毒針先が上を向いていることがあります。
釣り人は、釣れたらハリスごと切って捨ててしまうこともありますし、地引網の後の砂浜にも転がっているケースも少なくありません。
ひれの棘は硬く強力で、死んでも毒は健在だから、地引網や釣り人から捨てられたゴンズイをビーチサンダルなどでうっかり踏んでしまったら目も当てられない。
刺されたら、毒を絞り出し、やけどギリギリの熱いお湯に1時間ほど患部を浸ける。タンパク質毒だから不活性化し、痛みが軽減します。
しかし、毒のある棘を3本、ハサミで切ってしまえば、美味しい魚に変身する。上品な白身で小骨もなく、煮つけにすれば絶品になる。砂糖醤油などで煮込んだら、ウナギのかば焼きのような味が楽しめるんです。
みそ汁の具にするため、筆者は湘南の腰越漁港の防波堤から夜な夜な、よく釣ったものです。素人でも簡単に釣れるというより釣りたくないのに釣れてしまう…、釣り人からは外道として扱われています。
日中、海水浴場のビーチで見かけたら浴客にとって危険ですので、スコップで掘った穴に埋めるなど推奨します。もちろん波で砂が洗われないような場所に埋めてくださいね。
ここに記載した以外にも、この魚の生態について調べてみてください。幼魚の時は『ゴンズイ玉』とよばれる群れを作って捕食者から身を守っています。ホルモンを出し合って群れを作っているのです。

筆者がみそ汁の具に使った成魚は25cmぐらいで丸々太っている個体です。夜だと入れ食いです。多分、ゴンズイ狙って釣りている人は殆どいないと思いますのであしからず。














