父の仕事の関係で幼少期から国内外問わず引越しを繰り返していましたが、どこも海とは無縁の生活でした。一番長く過ごしたのは海無し県、埼玉。
社会人になり薬剤師として働いて間もなく、ご縁がありライフセービングに出会います。
ライフセービング競技を行う選手が病気や怪我になったとき、ドーピングにならずに薬の治療を受けられるよう、
スポーツファーマシストとしてサポートをさせていただくこととなりました。
でも、「ライフセービングって?」
ライフセービング競技の根源ってなんだろう。競技だけではおさまらない、命を救う活動とはなんだろう。選手たちは普段どんな活動をしているのだろう。
よし、ならば自分もライフセーバーになろう!
ということでその年にベーシック・サーフライフセーバーの資格を取得しました。
ライフセービングを知ること。これが選手のサポートに必要な入口だと思っていたら、知れば知るほどその魅力に自分が引き込まれていきました。
夏の炎天下のなか江の島でパトロールをしたり、トライアスロン大会のガードをしたり、冬にウェットスーツを着て海に入ったり、
今までの自分では全く考えられなかったことです。今ではいちライフセーバーとして活動を楽しみ、たくさんの仲間が出来ました。
知識や経験はまだまだですが、成長する機会をいただき感謝しています。
きっかけはなんでも良い。
ライフセービングは色々な関わり方があって面白い。
「ライフセービングを楽しむ!」この気持ちを持ち続けてこれからも活動をしていきたいと思います。
小西由紀
Yuki KONISHI
公益財団法人 日本ライフセービング協会
アンチ・ドーピング委員会 委員/ハイパフォーマンスチームスタッフ スポーツファーマシスト
西浜サーフライフセービングクラブ所属