JLA English Site

私とライフセービング

Vol.8 – 文珠寺 裕之 / Hiroyuki MONJUJI

2020.11.16 (Mon)

まだ、日本ではライフセービングという言葉は知られていない頃、大学の授業を通じてライフセービングの活動を知り、静岡県下田市でパトロールに参加することとなりました。1シーズンで今まで経験をしたことのない、人の生死に関わること等、関係の方々のお陰で多くのことを学ぶことができてました。
そして、水辺の事故を減らすためにこの活動を拡げていきたいという目標ができました。
その方法として、創設のメンバーの一人として在学していた専修大学にクラブを創設することができました。これは、日本でライフセービングの活動が点での拡がりから面での拡がりとなるターニングポイントとなったと思います。
ライフセービングの先進国はオーストラリアであると聞いて、大学を休み、半年ほど行ってみることにしました。オーストラリアで見聞したライフセービングという活動は、事故防止・救助活動、スポーツ、社会教育、地域社会活動として地域に根ざした素敵な文化でした。日本でもこのような社会ができればこの活動が拡がり悲しい水の事故が減ると思いました。

そこで、活動のベースとなる地域のクラブを設立しました。地域の方々、スポンサー、仲間と共にオーストラリアのような地域に根ざしたライフセービングの活動が将来、日本の文化に根付くことを夢見て、直ぐに結果は出ないけれど、仲間と共に少しずつ活動を続けいます。
以前に活動に参加していたけれど、少し距離が遠くなってしまったという方、活動には参加したことのない方、資格を取得してパトロールに参加するも良し、子ども達をジュニアライフセービングに参加させるも良し、地域での活動の運営に参加、支援するも良し。色々な切り口で参加することができます。是非皆さんも一緒に活動しませんか。
直接、活動に参加できなくても、水辺の事故ゼロに向け活動の支援として、よろしければご寄付を賜ることができましたら幸いです。直接、救助活動するだけがライフセービングではなく、サポートも重要なライフセービングです。

文珠寺 裕之
Hiroyuki MONJUJI

公益財団法人本ライフセービング協会(JLA) 監事
特定非営利活動法人下田ライフセービングクラブ 理事長
1985年に静岡県下田市でパトロール活動に始めて参加。
2005年高橋啓一氏、荒井宏和氏と共にJLAスポーツ賞を受賞。

皆さまからのご支援が
水辺の事故ゼロへつながります

皆さまからのご寄付はWater Safety教育の普及事業などに活用します