2024年現在、海辺の監視救助活動に必要なJLA資格を有するライフセーバーは全国約200ヶ所の主要海水浴場で活動しています。毎年平均すると約1,100万人の利用者が訪れたCovid-19による影響前の2013~2019年の海水浴場では、2,000~3,000件/7,8月のレスキュー事案が発生していますが、応急手当はその数を大きく上回る20,000~25,000件でした。2013~2019年の応急手当は約12,200件/7,8月ですが、このうちクラゲによる刺傷被害への対応は約7,800件であり、応急手当全体の約6割がクラゲ対応でした。
図-1 ライフセーバーが活動する全国約200ヶ所の海水浴場の総利用者数とFA対応(クラゲ、その他)上記の事から、クラゲ刺傷被害への対応について各海水浴場では、下記に示した最新の情報を元に、統一した応急処置が海水浴場利用者から求められます。