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私とライフセービング

Vol.35 – 平田和太龍/ Wataru HIRATA

2021.10.13 (Wed)

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私とライフセービングの出会いは佐渡国際トライアスロン大会です。距離やコース設定により国際Aタイプ、Bタイプ、Rタイプ等3つの部門があります。Aタイプはスイム4キロ、バイク190キロ、ラン42.2キロ、計236キロの国内最長距離のレースとなり、完走者は「ASTROMAN・アストロマン」の称号が与えられます。私たち夫婦はトライアスロン愛好者でアストロマンの称号を頂きました。

 

そんな過酷なレースの中いつも海上の安全管理をしていたのは柏崎ライフセービングクラブが中心となったライフセーバーの皆様でした。スイムで死亡事故が発生した年があり、その時、地元の私たちが責任をもって海上警備に携わりたいと思いました。2013年に行政や佐渡市スポーツ協会の力を借り資格講習会費補助や機材を揃えてもらい、柏崎から池谷様にインストラクターに来ていただき佐渡ライフセービングクラブ第1期生の講習会を開催しました。私たち夫婦、姉等トライアスリートが集結し佐渡に6人のライフセーバーが誕生しました。

 

 

その後も様々な支援を頂き第1期生~第6期生、約50名のライフセーバーが誕生し、島内の小学校に水辺の事故防止啓発運動や、夏には地元海水浴場の監視活動等を行うことができました。佐渡OWS大会は日本水泳連盟公認のサーキットシリーズになっており、第1回大会より日本水泳連盟セイフティオフィサー安田様指導のもと佐渡LSC一丸となり大会を成功させてきました。2019年に佐渡国際トライアスロン大会はトライアスリートが選ぶ人気大会ランキングで4年連続一位に選ばれるほど人気大会になり、私たちライフセーバーは『世界一安全な大会』を目標に柏崎LSC、佐渡LSCが協力し地元大会の役に立つことができました。

もっとライフセービング活動を普及したいと思い、インストラクターの資格を取得し2021年春に私一人で講習会を開催することが出来ました。

私たち夫婦がライフセービング活動を始めた頃小学生だった長男があっという間に高校生になり、長男も受講しライフセーバーとなりました。

 

私たちと同じ道を選んでくれてありがとう。

ライフセービング仲間との出会いや、活動を通じて素晴らしい経験をしてください。

 

妻はライフセービングがきっかけでもっと人命救助をしたいと思い、看護学校に通い今春から看護師として働いています。私たちの人生を素晴らしくさせてくれたライフセービング。最高の仲間と出会い、繋がれたことに感謝いたします。

佐渡LSCの皆様、池谷様ご夫婦、柏崎LSCの皆様、ピスタチオと愉快な仲間たち、波崎SLSC、インストラクター同期の皆様、ライフセービング活動を通じて出会った皆様、本当にありがとうございます。

 

大好きな佐渡島で大好きなライフセービング活動ができ幸せです。

 

あなたの人生を輝かせてくれる出会いが待っています。

ぜひライフセービング活動を一緒にしてみませんか?

 

日本ライフセービング協会では水辺の事故ゼロに向けて、このような活動の支援として、ご寄付を受け付けております。

皆さま、是非ともよろしくお願いいたします。

 

平田 和太龍
Wataru HIRATA

佐渡ライフセービングクラブ 理事

新潟県ライフセービング協会 副会長

日本ライフセービング協会 アクアティック イベント セーフティコーディネーター(ASC)委員 北陸地区担当

 

皆さまからのご支援が
水辺の事故ゼロへつながります

皆さまからのご寄付はWater Safety教育の普及事業などに活用します