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3.11 Water Safety Week 2021

津波防災のさらなる進展にむけて

2021.03.13 (Sat)

3月9日、朝日健太郎国土交通大臣政務官の呼びかけにより、「津波フラッグ」についての意見交換会が行われました。

 

ーー以下、朝日議員の公式ホームページより転載ーー

津波防災のさらなる進展にむけて

東日本大震災から10周年目を迎え、この記憶を風化せることなく後世へつないでいく事が重要と考えます。

国土交通政務官として災害対策を担務する中、ライフワークでもある海辺の安全・利活用の観点から意見交換会を実施しました。気象庁は令和2年に津波フラッグの活用を始めています。また、昨年末にはライフセービング協会と協定を結び、水難事故の撲滅にむけ活動を続けています。

 

今回はこうした背景から、あらゆる人へ避難警報を伝達する事を目的に関係者にご協力頂きご意見を頂きました。(別紙参照)
気象庁:朝日国土交通大臣政務官による 「津波フラッグ」をテーマとした意見交換会が開催されました。
↓気象庁報道発表
https://www.jma.go.jp/jma/press/2103/11b/0309flagikenkoukankai.html

自然災害のリスクに対し、平時から様々な情報を共有することで、国民の命とくらしを守っていく所存です。

以下(別紙)より

 

ー*ー*ー

朝日国土交通大臣政務官による意見交換会
「津波の発生をあらゆる人に伝え、避難を促すには
~『津波フラッグ』の更なる普及と運用徹底に向けて~」概要

○ 日時: 令和3年3月9日(火) 10 時~10 時 30 分
○ 会場: 朝日国土交通大臣政務官室(合同庁舎3号館4階)
○ 参加者(敬称略)

 

□ 朝日 健太郎 国土交通大臣政務官
□ 入谷 拓哉 (公財)日本ライフセービング協会理事長
□ 中村 健吾 (一社)日本デフサーフィン連盟理事長
□ 加藤 敦士 (一社)日本デフサーフィン連盟デフリンピックプロジェクト委員長
※ 今井 絵理子 参議院議員も参加予定でしたが、所用のため欠席となりました。

 

○ 主な意見

・ 津波警報が発表された場合、街の放送も一つの合図になるが、海の中だとその音すらも聞こえづらいため、目視で認識できるようにする必要がある。実際にサーフィンをしているときに津波フラッグが振られていたら視認しやすいと思う。デフサーフィン(1 の仲間にも、津波フラッグを広めていただきたい。

・ かつては、ライフセーバーは、遊泳客を安全な場所に避難させて、避難したことを確認した上で、自分たちが避難するという考え方が主流であったが、東日本大震災を目の当たりにしてからは、まずは遊泳客に危険だという情報を早く知らせる、それとともに、自分たちが率先して早く避難することで、遊泳客を安全な場所に誘導していく、いわゆる「率先避難者」の役割となっている。

・ 海に誰も居ないとき、いつ津波が来るか分からず、怖いことがある。海に一人で入っても、目視で分かるようなお知らせがあれば、安心してサーフィンを楽しめる。

・ サーフィンを楽しむには人の少ない海岸の方が良いと思われるが、そのようなところにはライフセーバーも少ないであろうから、津波フラッグが海岸の近くにお住まいの皆さんの手元にもあれば伝達も早くなり、より多くの命が助かるのではないか。

・ 津波フラッグの活用について、地域の皆さんのご理解・ご協力も必要で、使用者にも率先避難というものがあることを知っていただくことが重要。

1 )聴覚障害者のサーフィンのことを指す。

 

津波フラッグ

・ 国土交通省では、ユニバーサル社会というものを定義づけし、あらゆる方に優しい社会であるという理念のもと、国土整備、防災・減災を推進しているところだが、より多くの方にしっかりと情報を伝えることが重要だと改めて認識した。

・ 津波フラッグはまだあまり知られていないこともあり、津波フラッグの意味合いをしっかりと発信していく必要がある。日本ライフセービング協会では、ジュニアライフセービング教室を実施し、その中で津波フラッグを紹介し、どんな意味合いなのかをしっかり学んでもらうよう取り組んでいる。

・ 普及啓発の面では、民間の力を利用していただき、また、サーフィンをされる方においても、仲間に津波フラッグを紹介し、広めてもらうことが必要。国においても、広報として発信いただき、国民に届けてもらうことが実際の活用につながっていくと思う。

・ 海に恵まれた国において、どのように安心安全を確保しながら共存していくのか、これは永遠のテーマであり、あらゆる方々が社会活動をできるよう、国土交通省としても取り組んでいきたいと思う。是非第2弾もやりたいと思う。引き続き皆さんからは気兼ねなくご意見をいただいて、連携しながら前に進みたい。

意見交換を行う朝日国土交通大臣政務官

意見交換会の様子

意見交換会に参加された皆様

左から:入谷 日本ライフセービング協会理事長、加藤 日本デフサーフィン連盟デフリンピックプロジェクト委員長、中村 日本デフサーフィン連盟理事長、朝日 国土交通大臣政務官

 

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