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海の知識

vol.6 -ミズクラゲ

2023.03.20 (Mon)

【ミズクラゲ】鉢虫綱(はちむしこう)

古事記でも「久羅下」の名で登場するといった、クラゲの中でも人間とも深い関わりがあ
ります。

⬛ミズクラゲの雄雌
ミズクラゲは性別を見た目で判断することができます。
メスは裏からみたときバラ状のひだがついています。
ひだがついていないものがオスになります。

⬛ミズクラゲの模様
ミズクラゲは「シロクラゲ」「モチクラゲ」「ヨツメクラゲ」といった別名があります。
その中でも「ヨツメクラゲ」は4つの生殖巣が、ちょうど四つの目のように見えることか
らきています。しかし、中には生殖巣が3、5、6つの個性的なミズクラゲも存在します。
みつけたらぜひ写真を掲載してくださいね。

⬛ミズクラゲの生態
ミズクラゲは世界中の海の温帯から熱帯地域に住んでおり、主に海岸沿いで見られます。
結構幅広い水温に耐えることが出来(一説には-6℃~+30℃以 上)、繁殖力も強くあ
ちこちの 海岸で大発生します。
ミズクラゲは黒っぽい水の海域に良く現れますが、このような場所では塩分濃度が低くな
っており、彼らはこのような環境 を良く好みます。
また塩分濃度 が下がると傘が丸っこくなり、逆に多い時には傘が広がり平らに近くなると
言われています。
ミズクラゲにはたくさんの捕食者から狙われます。
ミズクラゲの群れにアカクラゲがいることがありますが、捕食しているのです。
また、カワハギやウマズラの仲間などは好んでミズクラゲを捕食することが知られていま
す。
北海道の一部を除く日本各地に出現します。
寿命は約一年半で、傘の直径が50cm以上になる物もおり、横浜港などでは、大きな個
体を目にします。

⬛ミズクラゲの毒
ミズクラゲに触れても強い痛みを感じることはありませんが、刺胞毒を持っています。筆
者は、瀬戸内海など温かい地域のミズクラゲに刺された経験があります。
まだまだクラゲについて様々な情報があり興味深い生物です。

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