私とライフセービング
私にとってライフセービングとは?結論から言うと「人生を豊かに成長させてくれる出会いと場所を提供してくれるもの」
これまで
ライフセーバー、ライフセービングを知って資格を取ったのは1998年。テレビ番組や特集、今よりメディアでの取り上げも多かった様に思います。書店のスポーツ誌のスペースにもライフセービングの雑誌が売られていました。それらを目にして、ただ単純に「面白そう」と興味を持ち資格を取ろうと思い、雑誌に載っていた講習会日程を見て申し込みました。資格を取ってからはやはり活動も。「せっかくなら綺麗な海で」と思い、当時、大阪ライフセービングクラブが契約していた沖縄県座間見島でのパトロールに参加しようと決め大阪LSクラブ代表に電話でその意思を伝え申し込みをしました。今思うと全てがアナログで、検索して簡単に出てくる物じゃなく、偶然見つける事ができた情報を大事に拾い、自分の思いで行動しなければ何も繋がって行かない面白さがありました。
原点
初めての沖縄。初めての座間味の海はカラフルな魚が泳ぎ想像より青すぎて嘘っぽく感じるほどに衝撃でした。7月半ばから9月半ばまで。本州のパトロール期間より長めのシーズンを6、7年間?関わらせて貰いました。当時、島の海で働く序列の様な、海人、ダイバー、ライフセーバーと言う信頼性があったのは事実です。そこから島の人とコミュニケーションを取り海を学び、信頼される為の知識を得ようと努力に時間をかけました。その甲斐あってか多くの事を任せて貰える様になり、また、責任を持ってライフセービングに取り組める喜びも経験させて貰えました。その経験が今まで続いている活動の基礎になっているのは事実です。海と関わる為に努力したいと思えたのは、海人の老人の気象を読む力。先人の知恵と経験がニュースなどの情報を上回る出来事を間近で見せつけられた衝撃があったからです。
座間味の綺麗な海でライフセービングの経験から出た思い、通年パトロールをしながらサーフィンできる環境で生活したいと言う考え。それができる環境として今はなくなってしまいましたが、当時室内最大ウェーブプール、宮崎県にあったオーシャンドームでライフガードをしながらサーフィンをしようと移住を決めました。
出会い
宮崎に移住したのが2000年、夏のシーズンは宮崎から沖縄座間味に通いパトロールをする。ありがたい事に、この時期から海に携わる仕事を続けられる様になって行きました。それも宮崎で本物のサーファーをはじめ、パドラーやウィンドサーファー、アングラー…海に関わる全てのジャンルでトップレベルのウォーターマンの方々と出会い過ごせた事が更に海との関わり方を考えさせられ学ばせて貰いライフセービングに活かす結果となりました。本物はみなさん謙虚でこちらをライフセーバーとしてリスペクトして接してくれるからこそ、こちらもライフセーバーとしてどう行動すべきかを明確にできました。また、オーシャンドーム閉館後、ISAサーフコーチのライセンスを取得しコンペティションサーファーのコーチング業を始めました。大会での結果やプロになると言った結果が見える仕事だったので「コーチングとは何か?」と世界的にも有名なコーチのメンタルコーチングセミナーを受け指導力をあげる事にも取り組みました。この事はJLAインストラクターとしての講習会やパトロール現場での指導に活かされています。サーフィンに関わる仕事を通して、ライフセービングやリスクマネージメンなどをアウトドアブランド企業のイベントや国立大学の講義、ローカルサーファー団体への安全管理講習などもさせて頂きました。
今
今は98年にベーシックライフセーバー資格を取得した場所、和歌山県の白浜町、白良浜海水浴場のパトロールを5月3日から行っています。ここでも先ずはローカルリスペクト、その地域の海や生活を学ぶところから始まりました。もちろんライフセーバーとしての自信を持ちつつ謙虚に。資格取得からライフセーバーとしてサーフィンコーチとして常に海と向き合える多くの時間と、海水浴場パトロールだけでなくトライアスロン大会、サーフィン大会のウォーターパトロールなど含め継続してパトロール。長い時間と今もなおフルシーズン現場で活動できているのは幸せです。それができているのは、今まで出会えた人達から学ばせて貰えた多くの経験があるからだと確信しています。人生のかなりの時間をパトロールに関わって来たと、そこは自負しています。今は自分の経験とあわせて、それらを子供達、若い世代に伝え繋いでいく事が目標になってます。人として自分より立派な考え方を持つ若い子達を何人も見て来ました。その子達に少しでも役に立つ様な経験談を人としての成長に何か参考になれば自分のやって来た事が残って行くのではと言う気がしています。また海はそれらを育める場所だと実感しています。海を通して人を育み、その子達がライフセーバーとして海を守る。その環境が作れたらと活動を続けています。海は楽しむ場所。まだまだやりたい事、挑戦してみたい事がたくさんあります。楽しむ為にコンディショニングは毎日行っています。それがライフセービング活動にも活かされてます。楽しめるからこそフィールドにその環境に愛着が持てます。その愛着ある場所で悲しい事故は起こしたくはありません。事故だけでなく、海に関わるそれら全て守る活動でもあるライフセービング。
ただ面白そうと取ったベーシックライフセーバーの資格ですが、それがあったからこそ色んな場所でたくさんの出会いと気づき学びを得ることができました。活動を通して感じるものはみんな違うと思います。海と関わりながら、それぞれのライフセービングを楽しみましょう。
大阪ライフセービングクラブ所属
白良浜ライフガード
日本ライフセービング協会サーフライフセービングインストラクター
ISA level 2コーチライセンス取得後プロサーファーを多数送り出す














